Lazy Bear

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アンジェラ

莫大な借金を背負い途方に暮れていたアンドレは、いっそ身投げしてしまおうと橋に立った。するとアンドレのすぐ側には同じように身投げをしようとする一人の美しい女性がいた。自分よりも先に川へ飛び込んでしまった彼女をアンドレは慌てて助ける。
彼女はアンジェラと名乗り、何故かアンドレに付き従う事になる……。


リュック=ベッソンが久々に脚本だけではなく監督業へ復帰してきました。
去年の「ダニー・ザ・ドッグ」もそこそこ良い脚本が書けているようなので期待してみましたが、これがとんだ食わせ物でした。

アンドレ役のジャメル・ドゥブーズは、モロッコ系の元コメディアンで、アンドレという情けない男の演技を見事にこなしていました。

さて、この作品の大まかなところから言っていくと、とにかく酷い出来栄えでした。
何が酷いのかと言えば、それは脚本。やたら抽象的で分かりにくい言葉ばかり選んだセリフ、単調で退屈になる展開、様々な意味で訳の分からないヒロインとその位置付け、突拍子も無いラスト、等々。
個人的な解釈としてはリュック=ベッソンが自分の妄想を脚本に起こしたものだと思っていますが、とにかく目を覆いたくなるような酷さばかりが際立っていました。
綺麗なシーン、印象に残るシーン、そういう場面場面を繋いだだけで後は少しのご都合主義で全体を整える、典型的な駄目映画です。

オススメ度は2−。ジャメル・ドゥブーズの演技は一見の価値はあると思いますが、それ以上に出来が酷いので、1800円は高いと思います。話のタネになるようなものでもなく、無理に視るほどのものではありません。

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