Lazy Bear

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悪人

清水祐一は出会い系サイトで知り合った馬込光代と会い、互いに二人は惹かれ合っていく。しかし、祐一には光代に打ち明けられないある秘密を抱えていた。やがてそれが大きくなり隠しきれ無いと分かった祐一は、光代を強引に連れ出し逃避行を始める。
祐一は光代と出会う前に出会い系サイトで知り合った別の女性と関係を持ち、ある切っ掛けで彼女を殺していた。

原作は同名の小説、主演は妻夫木聡と深津絵里、監督は李相日。
予告編からして暗い内容になるだろうと分かるこの映画。「告白」があれだけ面白かったのだから、これももしかしたらと思い観てみました。
「誰が悪人なのか?」というコピーにある通り、登場人物はどれも一癖も二癖もある人ばかりで、正直真人間はいないのかとさえ思いました。主人公は比較的同情を買うようには描かれていたものの、結局は自業自得でこうなってしまったとしか思えません。それは被害者の女性もそうだし、第一容疑者の大学生も完全に身から出た錆、光代にしてもあれだけ周囲を振り回しておいて最後にああいう立ち位置になるのかと悪い意味で驚きました。
なんだ結局みんな悪人じゃないか、と思いつつ、まあそういうのも引っ括めて人間なんだろうね?という解釈をしてみました。まあ、清冽な人間なんてそうそういるもんじゃないですよ。

オススメ度は4−。暗い内容ですがかなりクォリティが高いので楽しめる作品だと思います。ただ、一人で見るならともかく、一緒に見る相手は少し考えた方がいるかも。内容が内容だし、アレな濡れ場もあるので。家族とはやめたほうがいいんじゃないかなあ。

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