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ハーバード大学生のマーク・ザッカーバーグは、恋人に振られた腹癒せに自身のブログに彼女を中傷する内容を掲載、更には大学内の女性の顔を格付けする「フェイスマッシュ」というサイトを作成して立ち上げる。しかし、事が露見したマークは半年間の保護観察処分を言い渡された。


監督はデヴィッド・フィンチャー。作家のベン・メズリックによる著書が原作。あの有名なSNSであるFacebookが、どのようにして世に誕生したかを描いた作品です。実話を元にした内容ではあるのですが、ベン・メズリックは本人への取材は拒否されているため、完全に実話という訳では無さそうです。

マークが訴訟を起こされている所から、時折当時を振り返るような回想録に近い構成の脚本で、マークはどのようにしてFacebookを世に広め、どうして訴訟を起こされたのかが主な筋道。実話がベースなので展開がどうというのは無いけれど、何とも波乱万丈な半生だなあという印象を受けました。視点が第三者的であるため、ただでさえマークという人物は何を考えているのか分かりにくいのだけれど、その印象がより強く感じられます。マークに振り回されたり取りついたりする周囲の人間もまた、はっきり意図が分かったり分からなかったりと第三者的で、この映画はFacebookに関わる人というよりもFacebookを間近で眺めている作りに感じました。だから、本来はもっと複雑な内容であるのかもしれないけれど、展開だけは分かりやすく明確です。そのため、各人物が何をどう思っているのかを想像する楽しみがあります。

作中では結構IT関連の用語が当たり前のように出てきます。僕は仕事柄分かるのだけれど、そうでない人が観ると少し戸惑うかも知れません。もっとも、それが分からないからと言って話についていけなくなるような事は無いと思います。

オススメ度は5。劇的、という訳では無いけれど、非常に人物間の遠近を見せる映画で見応えがありました。内容の真偽はともかく、マーク・ザッカーバーグという変わった人物を中心にした面白い作品です。取っつき難い印象を受けるかもしれないけれど、敷居はさほど高くは無いと思います。

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