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世界侵略:ロサンゼルス決戦

2011年、各国の天文学者が全く事前に察知できなかった、突如現れた飛来物。それは侵略目的の宇宙人の大部隊だった。
敵の軍勢はロサンゼルスにも出現、駐留する海兵隊はまっさきに彼らとの最前線で抗戦する。

主演はアーロン・エッカート。
宇宙人の侵略が地球規模で起こった場合、アメリカのロサンゼルスではどのような事が起こるか、という設定での架空SF戦記といった映画です。
最初はどこか群像劇のような展開で始まるのだけれど、それがやがて一部隊として任務に赴き、謎の侵略者に対して手探りで対抗策を見つけて戦うという流れになります。
正直な所、話の展開には何の捻りも無く、清々しいほどの王道パターンです。近年こんな直球な死亡フラグを立てて回収するような登場人物は珍しいくらいに思います。ただ、エイリアンとの市街戦や戦況の分析などなど、基本的に作りはしっかりとしているため、尺の長さは案外感じさせませんでした。基本に忠実なだけに、これといった粗が無くて安心して楽しめます。驚きは無い展開だけども、やはり王道というのはどうして王道と呼ばれるのかを実感出来る映画です。

ちなみに、この映画の元ネタというか発案として関係しているのが史実の「ロサンゼルスの戦い」です。詳しくはwikiなどで。なかなか興味深い事件です。

オススメ度は4+。捻りはないけれど、安定した面白さのSF映画です。

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