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2011年まとめ

2011年の映画まとめです。
震災もあって非常に激動の年でした。映画館の営業自粛とか、作品の公開延期とか。それと、地デジ化という事で新しくテレビを買ったんだけど、オンライン配信に対応していて、U-NEXTを契約してみたら案外快適で驚きました。準新作ぐらいまで見られるのが凄い。
そんな感じで、映画を鑑賞する環境に色々あった年でもあります。

良かった映画

英国王のスピーチ
 予告編から期待していたのだけど、期待通りの非常に面白い作品でした。実在の人物を使うネタというのは些かズルイ気もするけど、きちんと人となりを描き、行動の理由を無理なく表現しているのは素晴らしかった。日本人は人前で話す事が苦手な場合が多いから、そういった意味でも日本人にウケやすい映画だったと思います。

ブラック・スワン
 ここまでガチのサイコホラーは近年稀に見るレベルです。主人公が自分を追い込んでいくだけの脚本ではあるんだけど、次第に現実と妄想の境界があやふやになっていく所は戦慄すら覚えました。また、ナタリー・ポートマンの熱演も素晴らしかった。名作ではあるけれど、ちょっと人には薦めにくい映画。

ミケランジェロの暗号
 第二次大戦の時代が舞台なので、ナチとユダヤの話かと思えば、ミケランジェロの絵に振り回される人達の群像劇に近い映画でした。終わり方も後味が良くて気持ち良いし、ところどころ皮肉の効いた演出が挟まれていたり、退屈する暇もない映画でした。公開規模があまり大きくない事だけがとても悔やまれる。

今年はハリウッドテイスト満載の娯楽モノで、面白い映画が豊作だったと思います。また、「ソーシャル・ネットワーク」「マネーボール」のような、今現在進行中の出来事を映画化したのも印象的でした。
邦画は相変わらず酷い有様だったので、個人的に好きな時代劇と戦争モノだけ見ました。戦争モノは例年に比べ多かったように思います。メジャーどころマイナーどころとありましたが、演出のアレさ加減はともかく、案外中立な脚本になってきたなあと感じました。時代の流れなのかな。

良くなかった映画

パラノーマル・アクティビティ2
 せっかく1とTokyoNightが面白かったのに、一気に在り来りで平凡なホラーへ落ちてしまったのが残念でならない。あまりの残念さに3の鑑賞は断念してしまうほど。結局の所、アイデアマンに金を渡すとロクな事にならんのだね。

ツリー・オブ・ライフ
 面白いという前評判を受けてみたけど、退屈以外の感想が無い作品でガックリきました。ブラッド・ピットの演ずる厳格な父親は良かったけど、結局何を描きたい映画なのかサッパリで、酷い自己満足を見せられた気がします。それと、ショーン・ペンは何のためにキャスティングされたのだろうか。

冷たい熱帯魚
 これも面白いという評判がチラホラあったので見ました。実話を元にし、出だしもでんでんのぶっ飛んだ悪役ぶりが凄まじくて惹きつけられたのだけど、話が進むに連れて変な演出や展開が増えだし、終盤はもう見ていられなかった。グロさが強烈ってのもあるけど、やはり期待よりも内容が低かったのが一番の原因かもしれません。

2012年は話題作や過去の人気シリーズの続編が多く公開される予定になっています。この辺りがどう転ぶのかが見ものでしょうか。それと、個人的にはとんがったB級映画がもっと沢山出て欲しい所です。

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