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アメリカン・スナイパー

テキサス生まれのクリス・カイルは、中東のテロ事件でアメリカ人の被害者が出ている事に義憤を覚え、30歳にしてSEALSへ入隊する。そこで彼は、天才的な狙撃能力によりめきめきと頭角を現していく。
父の教えから、自分は”番犬”として皆を守る役割を徹底するクリス。それは狙撃手となってからも変わらなかった。しかし、そんなクリスの活躍が逆に目立ち、アルカイダからは18万ドルという巨額の賞金をかけられる。


監督はクリント・イーストウッド。主演はブラッドリー・クーパー。
クリス・カイルは、米軍史上最も優秀な狙撃手と言われた実在の人物です。そんな彼の自伝が原作となった作品です。
クリスは狙撃手であるため、主な仕事は仲間が無事でいられるよう敵の攻撃から守ることが仕事となっています。それは幼少期からの父親の教えから来る精神で、クリスは必死で仲間が死なないようひたすら狙撃し続けます。けれど、クリスが狙撃しなくてはならないのは、想像していたような分かりやすいテロリストだけではありません。その葛藤は少しずつ彼の精神を蝕んでいき、愛すべき家族の元へ帰還しても適切な距離すら分からず苦悩の日々を送ります。
この作品の見どころは、イラク派兵での迫力満点の銃撃シーンとの他、上項目にあるような帰還兵についての描かれ方でしょう。クリスはその優しさ故に苦しんでいるところがあり、一概に何をどうと言い切れるものではありません。僕は、たまたま彼が今現在何をしているかは知っていたため、最後はとてもやり切れない思いです。

オススメ度は5。分かる人は後半の展開などから分かるかも知れないような作品ですが、かと言って作品そのものが退屈になる訳ではありません。非常に重いのですが、その分見応えは最高だと言えます。

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