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ターミネーター:新起動 ジェニシス

スカイネットに支配された近未来。僅かに残った人類は抵抗軍を組織し、機械軍と徹底抗戦していた。抵抗軍を指揮するジョン・コナーの活躍により、機械軍の撃破に成功する。しかし、機械軍は最終手段としてターミネーターを過去へ送り、ジョン・コナーの母親サラ・コナーを抹殺し歴史を変更しにかかる。それを阻止すべくタイムスリップに志願したのは、ジョンに恩のある若き兵士カイル・リースだった。


主演はアーノルド・シュワルツェネッガー。
ターミネーターシリーズの初期をリメイク(リブート?)したSFアクションです。
導入は、如何にして文明は崩壊したか、崩壊した未来において抵抗軍と機械軍はどうなったか、を描く所から始まります。そのため、初めてターミネーターシリーズを観る人にも問題無く入れるような構成になっていました。そこから御約束の、まだか弱い頃のサラ・コナーをカイル・リースが、未来からの刺客T800より守るという展開です。そこまでは完全に1の展開なんだけれど……。とにかく、その先は全くの別物となっています。
大筋では、2のそれであるスカイネット起動の阻止へと続いていき、そこは概ね同じです。ただ、従来に比べて根幹を変えかねないほど展開が非常に大きく改変されています。それを斬新と取るか改悪と取るかかなり際どく、従来のファンは受け入れがたいかも知れません。
アクション部分は、思ったよりも普通の印象でした。これまでの様々なシリーズには、いずれも新しい技術の表現やアイデアが盛り込まれていて、スカイネットの進化を実感させる要素がありました。しかし本作からはそれが感じられず、ファンムービーのような印象があります。ただし、前述の通りの展開であるため、どうにもターゲットがブレブレに思えてなりません。

オススメ度は3+。人によってかなり評価が割れそうな内容です。旧シリーズのファンは、特に慎重さが必要です。

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