Lazy Bear

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身の丈を知る

今日の帰りに寄ったスーパーで、老人が無人レジの操作方法について店員にウダウダと絡んでました。幾ら説明しても分からない分からないの一点張りで、明らかに理解する気が無いように見受けられます。だったら初めから普通のレジに並べばいいんだけど、大方こっちのが空いてるからとかそういう理由なのでしょう。自分の失敗を認められない、もしくはそんな事も理解できない、そういう人種です。
生きる上で身の丈を知るというのはとても大事な事です。若い内は血気盛んになって、身の丈に合わない事をやってしまいがちです。失敗と経験を詰み、身の丈を知ることで適切な選択と行動が出来るようになっていきます。だから普通は、歳を取っているほど身の丈を知っているはずなんだけれど、実際は謙虚な人と真逆の人との二極化です。
経験はただ詰めばいいという訳ではなく、質がとても大事です。身にならないどころかマイナスにしかならない経験、つまりは勘違いというものがあり、それを幾ら詰んでも身の丈は分からないままです。個人的な印象として、すぐ年齢を引き合いに出す人は後者の傾向にあります。多分、他に出せるカードが無い、大した経験を詰まなかった事を多少なりとも自覚しているのでしょう。こういう老人を見ると、本当に心底歳は取りたくないと思います。けれど、歳は嫌でも毎年取り続けます。良い歳の取り方、老い方をしたい、普段からそう思うように心掛けています。

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