大統領暗殺
「もしも、ブッシュ大統領が暗殺されたなら……。」
実在の人物が暗殺されたという仮定の下、アメリカを初めとする周囲の反応や動向、そして犯人は誰かということをシミュレーションした映画。
2006年トロント映画祭では物議をかもし出し、実在の人物を暗殺するという内容から各国で上映拒否が相次いだという問題作。
低予算映画ながら中々面白い試みだなと思ったのですが、蓋を開けてみれば何て事は無い。ただの某TV特捜部でした。
はっきり言って、出来るだけ突拍子も無い事はやらないようにしようという魂胆が見え透いていて、ブッシュが暗殺された点以外はリアリティというよりも無難にまとめているだけのような気がしてなりません。上映のためにソフト化したのかどうかは分からないけれど、少なくとも子供ですら想像出来る展開でした。
あと、犯人がなあ。これ、同じネタをどこかで見た気がする。それにどうにも犯人にするには無理が感じられて仕方ない。一応それっぽくは取り繕ってるけれどさ。
単にブッシュを殺したかっただけなんじゃないの? 同じ実在の人物を殺すネタだったら「ビートたけし殺人事件」の方が遥かに面白い。
結局のところは暗にブッシュを非難しつつ反戦謳ってるのと同じレベル。どうせなら日本語吹き替え版を出した方が笑えたかもしれない。当然声優は分かっているよね?
オススメ度は2+。衝撃の問題作とか言ってる割に、ブッシュが死んだだけの駄作。話題性も無いようだし公開してる映画館も少なそうだから無理に見る必要はなさそうです。
Posted: 10 月 13th, 2007 under 2007, 映画.
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