Lazy Bear

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ピューと吹く!ジャガー THE MOVIE

ミュージシャン志望の酒留清彦は、オーディションを受けるべく大手のレコード会社へ出かける。
思い思いの音楽性を誇示しているかのような参加者の面々に気弱になる清彦、だがそんな中、彼らに対して平然と否定的な言葉を投げかける一人の青年と出くわす。


原作は週刊少年ジャンプで連載されている同名のマンガ。

原作が好きなのでとりあえず観に行ってきました。主人公のジャガーを何故かあの要潤が演じている事も俄かには信じ難かったし、本当なら一体どうなっているのかにも興味があったので。

とりあえず出来映えとしては予想通り最悪。そもそも映像化して面白いマンガでもないし、かといってアレンジしてみたら失敗しました的なそんなレベル。普通の悪役出したりキャラの配置換えとかそんなのばっか。要潤にジャガーをやらせるという大冒険を既にしてるんだから、何故もっと原作に踏み込まないんだろうか? 監督脚本が原作を読んでるのかどうかは知らないけど、スベるのを恐れるあまり手を尽くしたものの逆に壮大にスベってしまったようなレベル。売れない若手芸人みたいなものだね。

悪い意味で原作らしさが失われてる作品。ただ、要潤が予想外にはっちゃけてた。二枚目俳優というポジション柄やたら目に力はあったけど、これで死んだ目をしてたら割とそっくりになるんじゃなかろうか。ジャガーぶりは半分似てるぐらいかな。もっと適当で自信満々に振舞って欲しかった。ピヨ彦がかき回される振り回されると言ってる割に、さほど強引さは感じられなかったし。けど、明らかに演技力の無駄遣いだよなあ。

その他の面々も微妙。原作とは見た目だけであまりイメージが重なりません。せめてハマーはもっといじられて欲しかった。ただの変なラッパー崩れになってる。

オススメ度は1+。まあ原作ファンには楽しめなさそうだし、知らない人が見たらまるで理解出来ないだろうし。
見所は二つ、要潤の予想外のはっちゃけぶりと、後半のピヨ彦のキレ芸。1800円の価値があるかはあなた次第です。

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