Lazy Bear

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ハプニング

セントラルパークで、突如バイオテロと思われる事件が発生する。感染した人間は言葉を失いやがては自殺行動に走るという非常に危険なものだった。
フィラデルフィアで科学の教師をしているエリオットにもその知らせは届く。直ちに避難すべく家族や友人と共に列車へ乗り込むのだが……。


M・ナイト・シャマランの最新作です。
彼の作品を知っている人だと「所詮はシックスセンスの一発屋だろ?」という意見が非常に多いと思います。かく言う僕もその一人。なので今作も全く期待しないで観に行きました。

結論から言いますと、”案の定”というレベル。今回も本当に酷かった。
展開はもう何を考えているのか分からない。なんせ、あれだけ煽って引っ張った末にオチそのものが無いという驚愕のオチ。もうM・ナイト・シャマランにしか作り出せないようなガッカリ感です。

話の雰囲気的に、何かしら警鐘したりB級ホラーにありがちなジョークを交えて伏線にしようとしたり、そんな感じはあります。ただ、何一つ生きていない。
M・ナイト・シャマランの脚本は、話の発端や着眼点は毎度凄く引力があって魅力的です。ただ、それを必ず中盤以降に台無しにしてしまう。落とす、ということを意識していないのか、それだけの実力が無いのか、そもそもそういう概念が無いのか。シックスセンスであれだけ綺麗な落とし方をしたのに、どうして以降は一度も見られないのか不思議で仕方ありません。もう、勿体無いの一言。有象無象の作家レベルに自ら貶めてる感じがして仕方ないです。

オススメ度は2。これはファンが見ればいいようなレベル。でもM・ナイト・シャマランのファンなんてガッカリする事を前提に観に行くような人だと思うから、結局のところはみんなガッカリするために見るような映画にしかならないでしょう。

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