Lazy Bear

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21ブリッジ

その晩に起こった強盗事件は結果的に8人の警察官が死亡する。犯人は元軍人の二人組、マイケルとレイ。二人は大量のコカインを持って逃亡する。
事件の担当者に任命されたアンドレ刑事は、麻薬捜査官のフランキーと共に捜査に乗り出す。アンドレは逃亡を阻止するためマンハッタンを完全に封鎖する。だが大量の警官を投入したその捜査の中にアンドレは違和感を抱く。


主演はチャドウィック・ボーズマン。強盗事件とその裏に隠された真相へ迫るクライムサスペンスです。
冒頭の強盗事件は麻薬カルテル間の小競り合いのようなものかと思いきや、話と違うなどと犯人が困惑するものになっています。犯人側とアンドレ刑事と二つの視点から真相へアプローチしていく展開ですが、アンドレ刑事が見る違和感の正体は割と露骨なもので、何となく話のオチも見えてきました。ただ、クライマックスで明かされるこれらの動機そのものについては想像が難しかったかも知れません。確かに動機として十分あり得るし、案外描かれなかった部分かと思います。ただそれはあくまで動機なだけで、事件の構造そのものについては過去にもこういう作品はあったなあと思わざるを得ませんでした。事件の真相までテンポが非常に良くコンパクトにまとまっている分、割と中弛み無く駆け抜けられる印象はあります。

オススメ度は4。主演がチャドウィック・ボーズマンということ以外、この映画ならではという見所はありません。タイトル部分がうまく使われている訳でもないので、期待のしすぎには注意が必要です。

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