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劇場版 呪術廻戦0

乙骨憂太は幼馴染であり交通事故で死亡した祈本里香の呪霊に呪われていた。その呪いは憂太に近づく者や害をなす者に対して攻撃し、憂太にも抑えの利かない危険な存在だった。誰も傷つけたくないと孤独に塞ぎ込む憂太の前に現れたのは、目隠しをした長身の男。飄々とした態度の彼は憂太に、呪いの使い方を学ぶよう呪術高専への入学を勧める。


原作は「呪術廻戦0 東京都立呪術高等専門学校」。少し前に次作にあたる呪術廻戦がアニメ化されています。
原作の方が割と好きで観に行ったんですが、やはり単行本一冊分で完結している内容のため良くまとまっている印象を受けました。中盤くらいまではほぼほぼ原作通りの展開ですが、本作のクライマックスとなる最終話にあたる東西百鬼夜行の部分はかなりの追加シーンがありました。アニメに登場している術師の他、まだアニメ未登場の術師までもちゃんと声付きで居ました。京都側の百鬼夜行シーンも追加されていたりします。
戦闘シーンについても、原作ではほぼ出番の無かったパンダが随分活躍していたり、また黒閃までも登場したのは驚きです。よく作中で最強クラスなのではなどと一部で言われるミゲルも戦闘シーンがしっかり描かれています。とは言え、基本的に時間稼ぎであるためあの五条にしこたまボコられた割に元気だなという印象の方が強いですが。
夏油傑についても、呪術廻戦の方で描かれた過去のシーンが所々に挟まれていて、何故呪詛師となって百鬼夜行を起こすに至ったのかの背景や動機づけが深く掘り下げられていました。
作画の平均はTVアニメの方が上かなとは思いますが、やはり見せ場はきちんと描き込まれています。ちょっと気になったのが五条の唇がちょいちょい変にテカってて気持ち悪いなあと感じたくらいかな。

オススメ度は5。呪術廻戦のファンにもそうですが、前日譚という位置づけのため時系列的にもシリーズ初めての人にも丁度良い内容となっています。

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