ウォーリー
荒廃が進み汚染された地球、人類は難を逃れるべく宇宙へと脱出する。
ウォーリーは700年に渡り一人で地球に残されたゴミを片付けていた。ある日、突如地球に一台の真っ白なロボットがやって来る。イヴと名乗るこのロボットにウォーリーは心を寄せる。しかしイヴはある任務のために地球へと来ていた。
お馴染みピクサーのCGアニメです。
孤独なロボットが恋をするとか環境破壊、人間の堕落のようなものがテーマに据えられているような内容でした。このアニメは驚くほどセリフが少なく、特にロボットはほとんど名前以外に大したセリフがありません。それをコミカルな表情や動作で表現し、何となくどういう気持ちでいるのか、どういうやり取りをしているのか、よく伝わってくる表現力は素晴らしいと思います。また、テーマの割に展開もさほど重過ぎず適度な緊張感があり、話自体のテンポの良さもあって退屈させられる事はありませんでした。
劇中に出てくる人類の昔と現在の姿のギャップはなかなか面白いと思います。なんでもないことが機械に頼りすぎて出来なくなっている姿は割と現状に近い気もします。特に体型なんかはそこら辺を皮肉っているのかな、と思いました。
若干ラストの方でそこはいらないだろ的な部分はあったけれど、終始楽しませる秀逸な映画でした。ピクサーのアニメはコンスタントに良作があるので、意外と侮れないものです。
オススメ度は4。大人でも結構楽しめる作品だと思います。家族連れなんかで観に行くのにはうってつけです。
Posted: 12 月 13th, 2008 under 2008, 映画.
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