Lazy Bear

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オットーという男

オットーはルールに細かくいつも口うるさくて不機嫌、その上気難しい性格のため、街中の人間から疎まれていた。
そんなオットーだったが、最愛の妻を亡くし仕事も強引に退職となったため人生に未練も失い、孤独感から自殺を試みる。
しかし向かいに引っ越してきたトミーとマリソル夫妻と家族が嫌われ者であるはずのオットーに何かと陽気に接して来るようになり、以来何度も試みた自殺は失敗を続けてしまう。


主演はトム・ハンクス。
原作はスウェーデンの映画で、そのハリウッドリメイク作品になります。
名優トム・ハンクスが演じるオットーは、とにかく神経質で口うるさく、ああこういううるさいジジイって近所にいるなあなんて思えました。
マリソル一家が来て以来まるで自殺がうまくいかなくなったように見えたけれど、実際のところオットー自体は周囲を拒絶していても周囲は親しい人ほどオットーを拒絶はしておらず、なんだか年寄りにありがちな被害妄想もあるんだろうなという感じがしました。
しかしオットーも最愛の妻を亡くし、それまでの人生で妻がどれだけオットーにとって大きな存在だったのかを知ると、心が弱って周囲を拒絶し自殺を考えてもおかしくはないかと納得もしました。また、やたらルールにこだわる部分もなるほどと思わせられます。
印象として、この作品は割りと死を前向きで肯定的に捉えている感じがしました。その一方で自殺には否定的にも感じます。どのような生き方をしてどう死ぬのかが大事なことなのかな。歳を取るとそういう達観した価値観が出てくるんだろうけど、これは年代によって感じ方が違うかも知れません。
若い頃のオットーを演じている人、随分似てる俳優探したんだなと思っていたら、実はトム・ハンクスの息子なんだそうです。そりゃ似てる訳だ。

オススメ度は4。案外見どころはトム・ハンクスくらいなような気がしなくもないけれど、落ち込んでいる時の行動は何もうまくいかないというのをコメディとして捉えられるならストーリーも楽しめるように思います。

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