Lazy Bear

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サロゲート

サロゲートと呼ばれるロボットに自分の代理をして貰う事が当たり前になった世界、人々は生身で外出する事がほとんど無くなっていた。
ある日、サロゲートと操作者が同時に殺される事件が発生する。FBIの捜査官であるグリアーは早速事件の調査に乗り出すのだが……。

主演はブルース・ウィリス。
サロゲートという擬体を当たり前に使う世の中ってことで、何か攻殻機動隊みたいだなあという最初の印象。ただ攻殻とは違ってサロゲートは生身の人間がいて、擬体をリモートコントロールする設定です。
サロゲートの使用に否定的な一派との抗争劇、近未来の社会派クライムアクションといった内容でした。サロゲートを操作者ごと殺す謎の武器が中心。FBIに軍、企業に否定派と色々な思惑が交錯する訳ですが、ここで念頭に置かないといけないのは、サロゲートと操作者が必ずしも一致していないということ。これが結構事件の進展をこじらせるかと思いきや、案外するっと行ってしまったのがちょっと勿体無い。サロゲートだから無茶してもOK、サロゲートだからなりすましが簡単、サロゲートが氾濫してる世界だから特有の政治的な問題がある、ここら辺を一通り押さえてはいるんだけれどもうちょっと煮詰めて欲しかったなあ。多少難解になってもせっかくの面白い設定を活かせられなきゃ。悪くは無いんだけれど、もっと面白くする余地がある、なんかそういう残念な感じがします。

しかしブルース・ウィリスの髪は……本人の自虐ネタなのか……。

オススメ度は3+。イマイチ感も無くはないですが、綺麗にまとまったそれなりの面白さ。皮膚を剥がしたサロゲートが少しグロいかな?

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