真救世主伝説 北斗の拳 ラオウ伝 殉愛の章
核戦争で廃墟と化し、力と暴力が支配する時代。千八百年にも渡り一子相伝で受け継がれてきた暗殺拳『北斗神拳』の伝承者であるケンシロウは、この世に再び秩序をもたらさんと戦いの旅へと出る。
概要もいらなかったのではと思うほど有名なマンガ『北斗の拳』を、劇場版新シリーズとして書き起こした脚本によるアニメ映画です。
内容としては丁度サウザー編の辺りがメインとなっていましたが。まず、テレビアニメの北斗の拳を見てきた僕としては、配役には随分と違和感を感じました。特にラオウのハスキーボイスにはどうしても馴染めません。
ストーリーも一本調子で、あまり北斗らしくない展開だと思います。また、感情描写があまりにあっさりとし過ぎていてイマイチ入り込めません。
ラオウ伝と銘打っている割には、ラオウ自身はロクな出番がありませんでした。正直なところそれが一番がっかりです。
最後の、ケンシロウとサウザーの対決シーンはなかなか良く出来ていると思いました。でも、サウザーの心境を全く描写していないのでただの矮小な悪役にしてしまっている感が否めません。もうちょっと、サウザーを描きこんで欲しかったと思います。
オススメ度は3+。北斗の拳を見てきた世代にはちょっとオススメ出来ない内容です。おさらい的に見たい人向けだと思います。
Posted: 3 月 25th, 2006 under 2006, 映画.
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