DEATH NOTE 後編
夜神月は、遂にキラを追う世界的な名探偵Lとの接触に成功、そのまま捜査協力の名目でキラ事件捜査本部へ入る。
その後間もなく、世間には第二のキラが登場する。第二のキラはテレビを利用し、キラへの接触を呼びかけてくる。しかし月はLにキラではないかと疑いを持たれていた。
前編に続くDEATH NOTEの続編です。
ストーリーは宣伝通り、原作とは違ったものになっていました。映画という限られた尺に収めるためでしょう。どこかで見たような展開の気もしましたが、展開だけはそれなりの出来映えだったと思います。
見ていて非常に気になったのが一つ。前編もそうでしたが、あまりに原作を意識しクロスオーバーさせようとしているのか、原作と同じセリフや演出にこだわるあまり、会話がほとんど成立していません。にもかかわらず強引に押し進めていくため、時折ある間飛ばしのおかげで、テンポ以前にダイジェストを見せられているような気分にすらさせられます。
それから、やたら女性の足を意識したカットが多いけれど、これは何を狙ったもの? 意図がさっぱり分かりません。それと、せめて原作の殺人ノートのルールにはちゃんと従って欲しいと思いました。
とにかく演出の悪さばかりが際立っています。原作どうこうや脚本の出来はともかく、「これが映画版だ!」と言うならば、それはそれで演出にこだわって欲しいところ。リュークが飛ぶシーンにしても、何故あんなに下半身がぶらぶら揺れるのか。下地に人形を使い、CGで化粧したから? それでこれなら必要無い、別なシーンにもっと力を注ぐべき。
前作同様、どっちつかずの中途半端な出来です。竜崎の食べるお菓子のラインナップは良かったと思います。
オススメ度は3ー。原作を知らない、または流し読み程度の人には向いていると思います。
Posted: 11 月 3rd, 2006 under 2006, 映画.
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