ゲーム・オブ・デス
CIAの工作員であるマーカスは、殺人の容疑者として追われていた。
マーカスは町中で偶然見つけた神父の元を訪れる。マーカスは自分が手にしている大金を教会へ寄付すると伝えるものの、神父はまずは金の出所を明らかにしなければ受け取れないと答える。マーカスは自分の身に起こった事を神父に告白し始めた。
主演は「ブレイド」シリーズでお馴染みのウェズリー・スナイプス。脱税で禁固3年の刑が確定してしまったので、この作品からしばらく映画を離れる事になったようです。
物語は、CIAのマーカスが此処に来るまでの出来事を回想する形で進みます。マーカスはCIAの任務につくものの、想定外の出来事が起こり七転八倒という感じです。いわゆる陰謀モノとサスペンスアクションもの。とは言っても、さほど謎が深いという訳でもなく非常に単純明快なもの。どちらかと言うと、マーカスがどういう立ち回りをするのかを見る感じです。
また、「ブレイド」の時もそうだったけれど、流石にウェズリー・スナイプスのアクションはスピーディで見ごたえ抜群です。銃撃戦が多めにならざるを得ない脚本だけど、数少ない格闘戦はなかなかの出来です。ちょっと気になったのが、えぐい音がする割に案外相手がダメージを負ってない事が何度かありました。音演出ちょっとおかしくないかな?
それと、物語を進める上で最も重要な悪役の存在。この悪役がちょっと残念でした。考えなしに人を殺すし、作戦があると言っておきながらすぐに手詰まりになり、都度拳銃で威圧交渉。行き当たりばったりにも程があるレベル。もうちょっと共感できる悪役であれば、話の展開やマーカスのして来たことが印象変わってきて、映画全体が奥深くなったんだけれど。
オススメ度は3+。サスペンスアクションとしては無難な出来とは思うけど、もうちょっと悪役側を頑張って欲しかったかな。結局のところウェズリー・スナイプスのアクションを見るためになってしまうのが勿体無い。
Posted: 11 月 27th, 2010 under 2010, 映画.
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