Lazy Bear

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パラノーマル・アクティビティ2

ある日、ダニエル一家が自宅へ帰宅すると、そこは足の踏み場もないほど荒らされていた。空き巣かと思われたが何も物は盗まれておらず、単なる悪質な嫌がらせに思われた。
ダニエルはそれを切っ掛けに、自宅内へ防犯カメラを設置し24時間撮影する事にする。しかし、その後も家の中では奇妙な出来事が続いた。

低予算映画で製作されたモキュメンタリーホラーの第3弾。今回は時系列的に1よりも前の話になります。また、1では死亡したミカとケイティが登場します。
雰囲気はこれまで通りハンディカムと防犯カメラの映像によるモキュメンタリーで、そこら辺は従来通りの雰囲気でした。今回は登場人物にシェパードのアビーと、物語の鍵を握るハンターという赤ちゃんが登場します。これらをどう使って見えない恐怖を作り出すのか、そのアイディアに期待していたんだけれど。これが思ったよりも遥かに工夫が無く凡庸で、酷く退屈な演出でした。犬も赤ちゃんも全くその存在が生かされていないように思います。徐々に家庭内が不可解な現象に巻き込まれていくのだけど、その過程は唐突に移り変わっていき、前後の繋がりがほとんど重要視されていないものに感じました。

本作では、これまで理不尽に取り付いていた悪霊について言及し、ストーリーにおける一つの解が示されるのだけれど、これは個人的には不要だと思いました。筋道がはっきりするのは良いのだけれど、そのせいで宗教観が強く入り込む事になり、過去のホラーとどうしても比較してしまいます。新しいジャンルのホラーだったにも関わらず、本作で既存の焼き直しになってしまったと言わざるを得ません。

また、冒頭でスタッフロール後に告知があると出ていましたが、その告知も悪い意味で驚愕でした。わざわざ焦らすほどでもないもので、無理に見なくともいずれ分かるようなレベルのかなりどうでも良い告知です。

オススメ度は3−。ホラーには違いないけれど、がっくりとレベルは落ちてます。非常にありきたりなホラー。とりあえずホラーが見たいというのであれば良いけれど、そうでもないのであれば無理には見る必要は無い気がします。

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