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トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン

1969年、人類は遂に月への到達を果たす。この歴史に残る偉業に人々が熱狂する裏で、宇宙飛行士達は政府からのある極秘任務を行っていた。それは月面に起こった謎の衝撃の正体を調査するというものだった。

スティーヴン・スピルバーグとマイケル・ベイのタッグによる、三部作の完結編。主演は引き続きシャイア・ラブーフ。しかし、ヒロインは色々あったようで交代になってます。そのせいか、主人公が捨てられたような設定になってました。

本作は、これまでに比べて史実を多く絡めたSF作品になっており、全体的に緊張感のある出来栄えでした。前2作はどうにもキャラものな印象で、見どころといえばトランスフォーマー達の戦闘ぐらいだったのだけれど、今回は特に物語の展開や奮闘する人類側とその事情などが良く絡んでいて、純粋にSF映画として面白くなっていました。

オートボットとディセプティコンの戦闘もかなり迫力を増し、しかもかなり容赦無い処刑や人間の虐殺シーンなども盛り込まれ、後半の方は特に緊張感がありました。3D作品であるため印象はどうしても戦闘アクションの方に向いてしまうけど、それらの彼らがはっきりと人類とは違う生命体を意識させるシーンには感心させられるものがあります。

気になった所が2点。一つは、後半やたらシーンが大雑把でぶつ切りになっている所。どうしてこうなったのかという過程が何度もすっ飛ばされてしまっていて、いつの間にこうなったのか疑問符が何度も出てしまいました。テンポ重視なのかもしれないけれど、流石に端折り過ぎだなあと残念な印象です。
もう一つは、主人公のサム。なんか終始苛立って叫んだり当たったりしている印象がありました。何でこんな狂犬キャラにしてしまったのかが疑問に思います。作中で、お前は子供だ何だとサムに対して否定的なセリフを浴びせるシーンがちょくちょくあったから、それに対する反発のつもりなんだろうけれど、流石にやり過ぎな気もします。そして、それを一切生かしてない無駄さもお粗末かな。

オススメ度は4−。SFアクションとして十分に楽しめる作品です。また、苦手でなければ3D版で観るのが良いでしょう。地味にえぐいトランスフォーマー達の戦い方の迫力がよく伝わります。

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