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2006年のワースト5

昨日に続き、今回はワースト5です。
独断と偏見のランキングなので「まあこういう意見もあるな」程度でひとつ。


第五位:フライトプラン
いかにも「これはやっちまったなあ」という内容。
主人公が果たして正気なのかどうか、という部分が一つの焦点になっているようでしたが、別な意味で正気ではありませんでした。
無礼で短慮で不謹慎、まさにそんな期待外れの映画。

第四位:Vフォー・ヴェンデッタ
見事に宣伝だけの提灯映画です。これに登場する「V」はイギリスじゃあ有名らしいけど、説明がおざなりだからサッパリ。政治ネタはいいけど、中途半端なファシズムを持ってきて、それを絶対悪とするみたいな問答無用の勧善懲悪は好きになれない。それ以前に政治思想を扱うにしては映画そのものが薄っぺらなんですけどね。
あの「マトリックス」シリーズのウォシャウスキー兄弟最新作!
「果たしてこれが正義なのか!?」

うぜえ。

第三位:レディ・イン・ザ・ウォーター
M・ナイト・シャマランは「シックス・センス」が出来過ぎだっただけの一発屋なんです。
設定だけ細かく作っても、それを生かす脚本が書けなければどうやっても駄目。いかにも独り善がりな内容で観客を受け付けない展開にはむしろ度肝を抜かれた。
多分2006年で一番スクリーンとの距離が遠かった作品。

第二位:アンジェラ
役者が可哀想なほど脚本が酷い。せっかくいい演技してるのに、たがの外れた脚本で全部台無し。
リュック=ベッソンが引退するのは正解だと思うが、晩節を見事に汚しちゃったね。

第一位:ソウ3
何故「ソウ」がヒットしたのか、やはり理解していないこの作品。予告編では「ようやく気づいたか!」と期待させられたけど、2を更に悪化させただけ。無駄にグロくして登場人物へ感情移入させ難くするという凶行。殺人ショーかよ。
本当に恐ろしいのは、これを5まで続けるというプラン。海外の評価は知らないけど、これを喜んで見てる人って脳の配線おかしいんじゃね?と正直思う。ここまで見事に不愉快にさせる映画を作れるのは本当に凄いよ。


なんか2006年はホラーが多かったように思いますが、どれもガッカリの一言。怖くて気持ち悪いだけじゃホラー映画じゃない、きちんと物語と巧妙な設定があってこそのホラー映画。インパクトに走った時点でもう5割は終わってます。ただ、脚本的には色々惜しいのばかりなんですけどね。最後の後一押しでどれも滑っちゃってる。

アニメ、漫画原作も多かったけど、全部駄目でした。なんかお金が儲かればそれでいいって感じの量産作品みたいで。鉄コン筋クリートは比較的マシな部類ではあったけどさ。これはもうスタッフの能力以前に、製作する過程そのものに問題があるんじゃない?

以下はとりあえず振り返ってコメントが浮かんだ駄作。
オーメン
リメイクではなくただの劣化コピー。

DEATH NOTE
「大金かけて散々宣伝してこの様ですか?」と言った内容。これ原作ファンには黒歴史なんじゃ? せめてノートのルールぐらい守ろうよ。

ブレイブ ストーリー
「八百長だなんて言うなよ! 一緒に新チャンピオンを祝福しよう? みつるー!」

正直、どうでもいい作品も多かった。9.11ネタとか日本の戦争映画とか。
2006年の駄作の傾向としては「あのオカマが宣伝してる」「観客が見当違いの感想を述べているCM」「TV局が執拗に持ち上げている」かな。
それでも昨日のエントリーに含まれた作品もあることはあるんだけどさ。大まかな目安にはなる法則かな。

そんな訳で、2007年も駄作退散!

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