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J・エドガー

1919年当時、J・エドガー・フーバーは捜査局のやり方に疑問を持ち、これでは共産主義の過激派を撲滅するのは不可能だと考えていた。その後、捜査局の局長に就任したフーバーは、その体制を一新して犯罪者や注意人物の情報収集、科学的な捜査手法を積極的に取り入れる。

監督はクリント・イーストウッド。主演はレオナルド・ディカプリオ。
FBIの創立者で初代長官でもある実在の人物、J・エドガー・フーバーの半生を描いた作品。
僕はフーバーの事はクリントンをスキャンダルネタで脅して操ってたぐらいの事しか知らないで観に行きました。当然その辺りのネタも作中には盛り込まれていました。

ニクソン時代のフーバーが過去の自分を振り返るような形で物語は進み、ちょくちょく時代が交差します。そこら辺がどうもあまり良い構成には感じませんでした。もうちょっとシンプルにならなかったのかな、と個人的には思います。FBIを作るにあたって、それまでの動機や当時のアメリカの情勢、政府関連など、様々なものが垣間見えるのが面白いです。そのため、フーバーの異端ぶりが如実でした。情報のインデックス化など最たる例だと思います。人柄には少々極端で褒められないような点もあるけれど、指揮官としては優秀な人だったようです。

フーバーには同性愛や女装趣味があったという逸話?があるそうで、特に同性愛に関してはちょくちょく出ていました。ただ、クライドといいどうにも悪意が感じられるように思います。そもそも、そういうスキャンダルネタが危険だという事を熟知している人間が、簡単に外へ漏らすとかするのだろうか?と疑問もあります。人の口に戸は立てられないという事なんでしょうけど。
ちょっとここら辺は引っ掛かるものがありました。

オススメ度は3+。どこそこが悪いというより、ちょくちょく引っ掛かるものがある事と、期待したほどではないという感じがあります。フーバーの事を知りたいという方には入門編として良いのかもしれません。

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