Lazy Bear

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ペントハウス

一等地に建つ高級マンション「タワー」には、様々なセレブ達が住んでいた。タワーのスタッフ達を仕切るジョシュは、住人達が快適に暮らせるよう日々奔走していた。ある日、ジョシュとも個人的に親しい仲である最上階「ペントハウス」の住人であるショウが、巨額の詐欺事件で逮捕されてしまう。タワーのスタッフ達は年金等の財産をショウへ資産運用のため預けており、それらが戻って来る可能性は限りなくゼロに等しかった。そこでジョシュは、自分やスタッフのためにも、大胆な奪還計画を実行する。

主演はベン・スティラー。その他、エディ・マーフィ、ケイシー・アフレック、マシュー・ブロデリックといった面々が共演しています。名前は知らなくとも、案外見覚えのある役者だと思います。

ジョシュとその同僚達が、如何にしてショウから自分達の年金を取り戻すか。そこが話の本筋になります。そして導入から事件に至るまで、たっぷりと尺を使って、彼らの動機が描かれていました。
割と全体的な雰囲気はコメディタッチです。クライムサスペンスだけれど、そのせいでさほど重苦しさを感じない展開でした。
仕事には誠実で真面目なジョシュがどうしてこんな突拍子も無い事に挑むのか、その流れが実に見事だったので、そこからの各々の必死さは見応えがあります。エディ・マーフィ演ずるスライドはスタッフではないだけに、その行動原理も皆とは違うのが要注意。そして相変わらずの滑舌の良さには、どうも反射的に可笑しくなってしまいます。これまでのイメージがちょっと強過ぎるかな。
終わってみた感想として、テンポは良いものの要所要所ですっ飛ばしたり、変に御都合的な所があったり、いろいろ突っ込みどころはありましたが、それらも踏まえB級サスペンス映画としてなら充分に楽しめる内容だったと思います。そういう細かな所は掘り下げないで、話の流れだけを見て楽しむのが正しいのかもしれません。

オススメ度は4−。案外楽しめるクライムサスペンスです。知っている俳優がいないから、という理由で敬遠するのは勿体無い映画なので是非鑑賞する事をお勧めします。

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