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DEATH NOTE  前編

「名前を書かれた者は死ぬ」死神のノートを拾った夜神月は、犯罪の無い理想的な社会を作ろうと世界中の犯罪者及び容疑者を次々と殺し始める。
謎の大量怪死事件を前に捜査員は頭を悩ませていたが、そこに数々の事件を解決してきた正体不明の探偵「L」が犯人逮捕へ乗り出す。


週刊少年ジャンプにて好評を博した同名漫画の映画化。
僕もリアルタイムで連載を読んでいた訳ですが、物語は節々のエピソードは同じものを使われているものの基本的に映画オリジナルの展開で進んでいきます。

前編という訳で完結する訳じゃありませんが、まあ何というか総評すると「酷い」の一言。
マンガと役者のイメージをどうこう論ずるのは不毛ですし、リュークが変なCGで声が中村獅童っていうかガブなのもひとまず置いておきましょう。ですが、一部の登場人物の位置付けやらキャラ立ちやらがあまりに原作から乖離し過ぎていてガッカリどころの騒ぎじゃありません。特にLにいたっては存在そのものが不自然極まりなくて思わず失笑でした。おそらく、監督か脚本が駄目なせいでしょう。

原作とは全く別物という観点で見てみます。しかし、デスノートの持つ複雑なルールはそのままで大した説明も無く、原作を知らない人に事象を理解出来るのか甚だ疑問です。それとルールの解釈も原作より遥かに強引で、有り得無いどころの話ではありません。映画という限られた尺のためある程度物語を圧縮しなければならない訳ですが、それが酷過ぎてただの御都合主義になっています。
DEATH NOTEの面白さはノートの力ではなく、ライトと竜崎の対決にある訳で、それを映像化するには映画では明らかに無理です。ドラマでじっくり進めた方がまだ見られるものになったと思います。

前編を見た手前、後編も見る事になるとは思いますが、あまり期待は出来そうにありません。

オススメ度は2。藤原竜也、鹿賀丈史、藤村俊二は意外とハマり役だと思いました。
原作ファンは違和感とツッコミ所満載だと思うのでオススメ出来ません。原作は知らないけどミステリーが見たいという人は、別な映画を観た方が良さそうです。

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