Lazy Bear

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デジャヴ

海軍のフェリーで起こった爆発テロ事件は、543名という死者を出す。ATF捜査官のダグは爆発物の知識と抜群の勘を買われてこの事件の捜査に加わる。
ダグは捜査の最中、クレアという一人の被害者女性に関わる。フェリーの事件にしては少々不自然な死に方をしていた彼女を調査したところ、何故か彼女の自宅からは自分の痕跡が多数発見される。


ジェリー・ブラッカイマーとトニー・スコット、主演はデンゼル・ワシトンという実に豪華なこの作品。応援に新庄がいるけれど、これはあえて割愛。

ストーリーは前半こそクライムサスペンスで進んでいきます。これがなかなか良く出来ていて、デンゼル・ワシトンの演ずるダグのキャラクターが非常にスクリーンに映えていました。
そしてクレアの存在から話が広がり始める中盤からきな臭い近未来システムが登場します。そういや「エネミー・オブ・アメリカ」もそんなだったなあと思っていたところ。いよいよクライマックスという時に、とんでもない力技に打って出ます。
これは正直、「あちゃーそっちいったか」か「おお、そうきたか!」と賛否両論分かれる展開だと思います。
そしてそのままエンディングを迎える訳ですが、なんとも微妙な気分にさせられました。なんかこう、タイトルの既視感を思いっきりすっ飛ばしたような気にさえさせられます。ツボにはまる人は逆に燃える展開なんだろうけど。

トニー・スコットはこれまでも独特の世界観を持った映画を撮って来たが、今回もかなり独創的だと思います。これだけ自分の世界を作って引き込もうとする姿勢は評価出来ます。後はその世界観を好きになれるかどうか。むしろ、こういう風に突き放した姿勢の方が映画は面白くなると思います。

オススメ度は4−。かなり好き嫌いは分かれると思うので、過度の期待は禁物です。ただ、意外と良く考えて積み上げている部分もあるので、割と楽しめると思います。

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