Lazy Bear

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クラウド アトラス

顔に大きな傷を負った謎の老人は、風が伝えてくれる様々な話を語り聞かせてくれた。それはいずれも奇妙で、場所も時代も異なる物だった。


監督はウォシャウスキー姉弟。主演は、トム・ハンクス、ハル・ベリー。
様々な時代と場所での短編物語を、幾つも前後しながら進という、かなり複雑で分かり難い、とにかく奇妙な映画でした。
各時代の登場人物にはほうき星の痣があり、それが何かのキーになっているような雰囲気で話は進みます。徐々に時代の繋がりと、この映画は一体何をテーマとしているのかが明らかになってくるのだけれど、それでも難解で、とにかく話という話が頻繁に交錯するから、それを整理するだけでもかなりの労です。その上、衣装やメイクで印象を大きく変えてはいるものの、同じ役者が複数の役をこなしているため、混乱するかもしれません。一体これはどういう繋がりでどういう時系列なのか、これを常に意識していないと入り込めないのは、かなり人を選ぶものだと思います。
特殊撮影や演出など、どれもかなりの迫力があって大作の雰囲気は抜群だけれど、どちらかと言えば怪作の方が正しいように思いました。

オススメ度は3+。正直テーマが壮大過ぎるのと、難解で奇っ怪な構成であるため、かなり人を選ぶ映画です。好きな人はかなりハマるかもしれません。そんな不思議な魅力のある作品です。

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