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悪の法則

カウンセラーの通称で知られる弁護士は、裏社会にも顔の利く実業家のライナーと組み、新たなビジネスを立ち上げようとしていた。それは麻薬取引の仲介も行っているウェストリーも関わり、非常にリスクのあるものでもあった。
ある日、カウンセラーは自分が担当している受刑者から、スピード違反で捕まった息子の保釈を依頼される。そして時を同じくして、600キロを超える麻薬が輸送中に奪われ、あろうことか息子はそれに関わっていた。
偶然関わっただけでしかないカウンセラーだったが、麻薬カルテルからは奪った犯人の一味とみなされてしまう。


監督はリドリー・スコット。
主演はマイケル・ファスベンダー。共演でペネロペ・クルス、ハビエル・バルデム、キャメロン・ディアス、ブラッド・ピットと、非常に豪華な面々の作品です。
軽い気持ちで裏社会に関わってしまったばかりに、人生を転げ落ちる弁護士を描いた作品。クライム・サスペンス物に近い内容でした。カウンセラーと、それを取り巻く人間達がどう転落していくのか、それがメインになっています。なので実際のところ、登場人物達はあまりに受け身で、話の展開として非常に退屈でした。そもそもあらすじというあらすじ、話らしい話がありません。ただ、麻薬カルテルに疑われたので、後は殺されるのを待つだけ、という印象が強いです。序盤に、伏線のつもりかそれらしい事を幾つか口にしたりはするけれど、別段優れた回収の仕方をする訳でもなく、はっきり言って何一つ盛り上がりません。
あまりに単調で動きがなさ過ぎる脚本が原因なのではないでしょうか。それに、豪華キャストは話題になってはいたけれど、このキャスティングをどうしてもやらなければならない理由は感じられません。配役の話題性で誤魔化そうとしているんじゃないかとすら思えます。

オススメ度は3。話題性はあるけれど、話が非常に退屈です。やはり登場人物達の何人かは、受け身ばかりで無く時には能動的に行動して貰いたいです。

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