Lazy Bear

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オンリー・ゴッド

ある事情でアメリカからバンコクへと移り住んだジュリアンは、兄ビリーと共にムエタイジムを経営していた。しかし、彼らには本業としての裏稼業があり、それは麻薬を売りさばくものだった。
ある日、ビリーは娼婦を殺害する。しかし現場に現れた警官は娼婦の父親を呼び出すと、その場でビリーを撲殺させた。訃報を受けて兄弟の母はバンコクへ急行し、ジュリアンへ兄の仇を取るように迫るもののジュリアンはそれに従わない。母は別な手段で警官達に復讐を果たそうとするが、その結果彼女の存在が露呈する。


主演はライアン・ゴズリング。監督はニコラス・ウィンディング・レフン。以前に『ドライヴ』で組んだ2人の作品です。
裏稼業と警官の抗争劇なのですが、正直なところ非常に緩慢で冗長的で、酷く退屈な映画と言わざるを得ない内容でした。本当に、普通にやれば10分程度で済む事を長々と尺を取っていちいち伸ばし、所々に訳の分からない演出や観る側の事を何も考えてないような心理描写をはさみ、30分は時間をかけてしまっています。展開が遅く、かと言って特別凝った展開でもなく、ただただ警官の異様な暴力性と、何を考えてるのか分からないほとんどぼんやりしているジュリアンの存在感の希薄さばかり浮き彫りになります。
正直な所、こんな単純な話に何故こう良くも悪くも凝った演出を加えたのか、意図が理解できませんでした。どことなく制作側の強いエゴを感じる作品です。特に、何度も警官のカラオケシーンを挟むのは本当に理解できないというよりつまらなかったです。

オススメ度は2。勧めにくい作品です。見所は無いけれど、見る必要はない理由は沢山挙げられるような作品です。

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