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ゾディアック

1969年のアメリカに、突如連続殺人事件が発生。犯人は自らをゾディアックと名乗り、新聞各社に声明文と証した暗号文を送る。
この事件に興味を持った新聞イラストレータのロバートは、独自の調査を開始する。


監督のデビッド・フィンチャーといえば、「ゲーム」「セブン」「ファイトクラブ」と名作を排出した人物です。そんな彼が最高傑作という謳い文句で発表したのがこの作品ですが。

実際にアメリカで起こったゾディアック事件を映画化したものですが、内容は事実に基づいたものです。そのためかドキュメンタリータッチで、余計な演出は一切ありません。ただ淡々と事件の経過やそれを追う人物達を描いています。しかし、逆に言えばこれは非常に冗長的で退屈でもあります。
事件そのものはさほど特異性や複雑さもなく、ただ犯人のゾディアックが見つからないという事だけ。CMで全面的にアピールしていた暗号文も、序盤だけで後はさっぱり出てきません。その上、さほど重要な意味合いもありません。
ドキュメンタリーとしては正しい作りかもしれないけれど、これで2時間半は正直持ちません。捜査記録を見ているような気分。しかもデビッド・フィンチャーなのだから、もっと彼らしい殺伐とした雰囲気をかもし出す演出が欲しかった。

オススメ度は3−。ゾディアック事件を知りたいだけなら、別の資料を見た方が良さそうです。
時間の長さを格段に感じさせるものなので、苦痛を感じる人は多いと思われます。

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