Lazy Bear

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ヘラクレス

主神ゼウスと人間の間に生まれた半神ヘラクレス。ヘラの怒りを鎮めるため12の難業を制覇した彼は、人々から生きながらの伝説として語られていた。
ある日、トラキア国王の王女であるユージニアに自国の内乱の鎮圧を依頼される。民のために献身的に働く彼女の姿を見たヘラクレスは、少なくとも彼女は信頼に値する人物と判断し依頼を受ける。しかし、敵対するレーソスの大群に対しこちらは訓練の足りない農兵ばかりという苦しい状況だった。少しでも戦力差を埋めるべく、ヘラクレス達は彼らに訓練を施すのだった。


主演はザ・ロックことドウェイン・ジョンソン。
ギリシャ神話で有名なヘラクレスを題材にしたアクション作品です。ただ内容は全く神話的な雰囲気ではなく、むしろ泥臭い中世以前の戦争が中心です。
ヘラクレスという強大な力を持った主人公が内乱に介入するといった内容ですが、意外と話が綺麗に区切りと山があって退屈はしませんでした。緒戦のグダグダな戦い、訓練完了した決戦、そしてその後。きちんとモブ兵士達の変化が見て取れるのは非常に良い演出です。ヘラクレスの仲間達も皆尋常ではない力を持っていて戦争でも活躍するのだけれど、個人的にはそんなに印象深いところはありませんでした。そもそもヘラクレスの力自慢さを印象づけるシーンがあまり無く、意外と爽快感がありません。話のテーマには沿っているのかも知れないけれど、だったらこれヘラクレスである必要はあるのだろうか?という疑問がつきません。とは言え、嫌味な悪役や畜生な悪役がスッキリやられる最後は後味悪くないものでした。

オススメ度は3+。思ったほど爽快感のないアクションです。大勢の人馬が入り乱れる戦争シーンは見応えはあっただけに、いささか残念です。

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