Lazy Bear

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2014年まとめ

今年もそろそろまとめに入ります。
2014年は例年に比べて観賞本数が若干少なかったですが、その半面ガッカリした作品も少なかったように思います。見える地雷はできるだけ避けて行った結果でしょうか。地雷と分かっていても踏む事は、果たして有意義なのだろうか? それはそれで一つの疑問でもあります。

良かった映画

ラッシュ/プライドと友情
予告でロン・ハワード監督が熱く語っていたように、とにかく熱い映画でした。F1の知識は全くないけれど、とにかく二人の天才の生き様にただただ引き込まれていました。

ダラス・バイヤーズクラブ
これもまた実在の人物の作品。
自分で蒔いた種とは言え、ここまでの行動力を見せた上に後世に影響まで残すのは凄いと思います。
また、実話であるのに、全体的にブラックコメディな展開なのもまた興味深い。

ローン・サバイバー
またしても実話ベース。
とにかく転落に続く転落、次々と脱落する味方、満身創痍の状態と。痛々しさばかりが目につく作品でした。
主人公が助けられた理由には、何だか深いものを感じます。戒律とは何のためにあるのか、考えさせられるラストでした。

グランド・ブダペスト・ホテル
意外と血なまぐさいコメディ映画。テンポの良さと、笑わせて笑わせた先でホロリとさせられる、実に王道な構成が良かったです。あのバスケットには流石にドキッとしてしまいました。

GODZILLA ゴジラ
特撮からパニックアクションへきっちり落とし込んだ上に、ちゃんとゴジラをしているのが良かったです。非常に緊張感があって、爽快感もある終わり方をするのが見事。

悪童日記
固有名称が一切ないという非常に奇っ怪な作品、怪作の部類です。その独特の雰囲気は類似作をパッと挙げられません。この独特の色は普通ではない見応えがあると思います。

インターステラー
SF好きにはたまらない要素を詰め込んだ、近年稀に見るSF作品でした。正直ここまでガッツリとSF要素があるとは予告編からは想像できませんでした。ツボな人にはかなりツボだと思います。

良くなかった映画

ウルフ・オブ・ウォールストリート
流石に冗談かと思うような内容でした。3時間の尺の大半がラリってるシーンってどういうことなんでしょう。あまりにも冗長的な内容です。もっとコンパクトに、金に狂った人間を表現出来たと思うのだけれど。

渇き。
昔に流行った、無闇に残酷な描写を出してはサイコパス云々をゴリ押ししていくアレな作品を彷彿とさせる内容でした。とりあえず、役所広司の狂人演技は凄く良かったと思います。それだけは。

オール・ユー・ニード・イズ・キル
肝心な所を流し、大事な要素を不思議なパウワーに落としてしまう改変は本当にいただけない。どうしてコメディタッチにしてしまったのだろうか。主人公が悪い意味で死に慣れてしまって、悲壮感の欠片もありません。

複製された男
致命的に脚本が面白くありませんでした。その上、ああいう逃げに走られては笑いも出ません。
ちょっと展開が強引過ぎないですかね。だから温度差が酷かった。

柘榴坂の仇討
仇討ちがテーマなのに、みんな声を揃えて否定的な言葉を放つ展開。それだけならまだしも、主人公までもが否定しちゃうのはいただけない。悪い意味で古臭い展開は評価し難い。

荒野はつらいよ 〜アリゾナより愛をこめて〜
完全に滑り倒した作品。tedがヒットした理由を勘違いしています。下品さがただただ不快なだけでしかありません。

寄生獣
寄生獣と言っておきながら、寄生獣ではありませんでした。脚本が面白く無いとか色々不満はあるけど、最低限は寄生獣らしくして欲しかったです。

今年は実話ベースの作品で良作が非常に多い年でした。ジャンルも実に様々で、人に薦められる作品も多かったです。
邦画は完全にどうしようもない状態だと思います。勝負できる物すら残っていません。このままだと、年に何本か出る時代劇をポツポツ見て終わりになるような感じになるでしょう。
来年はエンタメ系よりも小粒な良作を多く観たいところ。そんな作品が沢山出てくれる事を願っています。

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