Lazy Bear

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テッド2

生きたテディベアのテッドは、タミ=リンとの結婚を果たす。二人は子供が欲しいと思うものの、それが発端となってテッドの身分が再度州政府に検証され、その結果市民権は認められず正式に所有物と認定されてしまう。結婚も無効になり、仕事までも失い落胆するテッドだったが、親友であるジョンが州を相手に裁判を起こそうと提案する。
テッドは自らの市民権を得るべく奮闘するのだが……。


監督はセス・マクファーレン、主演はマーク・ウォールバーグ。
見た目はかわいいテディベアだが中身は品の無いおっさんというギャップで大ヒットした「テッド」の続編です。
今回はテッドが自らの市民権を獲得するために戦うといった内容なのですが、前作同様年齢制限はついており、その通り下品なネタやブラックジョークが満載の内容でした。実在の人物や9.11まで出してくる辺り、かなり多方面にケンカを売っている内容です。評価がイマイチだったというのはそのへんの節操の無さだったのかも?知れません。
こういったノリの良さとジョークが満載なので軽い内容かと思いきや、テッドの人権についてはかなりシビアな切り口に感じました。テッドが自らを所有物扱いされ、それについての悲哀に満ちた行動やセリフなど、時折グッと来させるシーンが挟まれます。アマンダ・セイフライド演ずる弁護士サマンサの例のパイプも、それだけならただの下品なネタなのに、テッドがそれを眺めて神妙な表情をするシーンなどは不意打ちのようにハッとさせられました。
ラストは前作同様に感動系に持っていきますが、前作ほど強引さが感じられませんでした。やはり話の筋がかなりしっかりとしていて、案外骨太なストーリーだからなのかも知れません。

オススメ度は4+。相変わらずのネタ全開の内容ですが、前作のファンだった人は前作以上に楽しめる出来栄えだと思います。また念のため、R15がついている事をお忘れなく。

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