Lazy Bear

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ドント・ブリーズ

ロッキーは、悪友のマニーとその恋人アレックスと3人で空き巣を繰り返していた。ある日マニーは、町外れに一人で住む盲目の退役軍人が少なくとも30万ドルの大金を持っているという情報を得る。早速3人はその家に侵入する。しかし彼は、恐ろしいほど耳と鼻が良く、そして侵入してきた3人に対して容赦なく殺しにかかってきた。


盲目の老人と閉鎖された家の中で繰り広げる攻防戦を描いたホラー映画です。
息遣いすら気取られるため、登場人物はほとんど大声をあげません。ホラー映画につきものの美女の悲鳴というものがないという、それだけで異色の作品と言えるでしょう。
盲目の一人暮らしの老人という、どう考えても負ける要素の無い相手に3人がかりでどう追い詰められるのか。その導入からの展開が非常に面白い作品でした。老人は猜疑心が強く、家も至る所に鍵や鉄格子が執拗に設けられており、一度侵入してしまうと脱出は逆に困難になります。そして老人は退役軍人らしく体力があり、武器の扱いも手慣れています。目が見えないハンデはあるものの聴覚嗅覚は抜群で、明かりを消すことで逆に有利な状況を作り出して襲いかかってきます。更にこの老人は殺しに容赦が無いばかりか、ある歪んだ考え方を持っています。こういった恐ろしさがある中、サイコパスキャラ特有の異常な打たれ強さしぶとさを兼ね備えています。この当たり、終盤に行けば行くほどしつこさを感じるため、いささか食傷気味になります。

オススメ度は4−。アイデアの光る良いホラー映画だと思います。少々老人がしつこすぎるのはマイナス要素。あとB級映画特有の下品さも注意です。

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