Lazy Bear

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本能寺ホテル

倉本繭子は恋人の両親に挨拶をするために京都へ向かう。しかし何かの手違いから本来泊まるはずだったホテルに部屋はなく、たまたま見つけた本能寺ホテルという不吉な名前のホテルへ泊まる。のんきに構えていた彼女だったが、ホテルのエレベーターに乗り部屋へ向かおうとすると、着いた先は見慣れぬ時代がかった風景だった。


主演は綾瀬はるか、堤真一。
現代と戦国時代を行き来する、いわゆるタイムスリップもの。手垢の付いた題材だけにどういう切り口かと思いきや、これが非常に悪い意味で意外でした。
まず主人公は、作中でも言われるのだけれど、本当に頭が弱いです。これはけなしているのではなく、本当にそのままの意味です。空気が読めない、状況が察せない、そういった発達障害としか思えない言動を繰り返しています。それに織田家中の人間が振り回される姿が滑稽かと思いきや案外そうでもなく、時代考証のいい加減さも合わさって地味に不快でした。そもそも基礎知識がゼロのような主人公が、ラストに歴史教師になりたいとか言うギャグもいただけません。
劇中で明智光秀役は高嶋政伸なのですが、ほぼ全てのシーンで目を異様なまでに見開いて変な叫び方をしていて何だか心配になりました。これ、どういう演技指導しているんだろうか。明らかに高嶋政伸の演技を殺しにかかってる指導に思います。

オススメ度は2。これはかなりキツイ作品です。けなす箇所には困らないけど、褒める箇所は困難をきわめるような内容です。せめて時代考証くらいしっかりしていてくれればコメディで済んだんだけれど。

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