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沈黙 −サイレンス−

17世紀の日本は、幕府によるキリシタンの徹底的な弾圧が行われていた。そんな中、イエズス会に属するロドリゴとガルペは、恩師であるフェレイラが日本で棄教したという信じ難い話を聞かされる。真偽を確かめるべく、二人は命の危険を承知で日本へ密入国をする。


監督はマーティン・スコセッシ。主演はアンドリュー・ガーフィールド。原作は遠藤周作の「沈黙」です。
キリシタン弾圧は誰でも歴史の教科書で聞いたことはあるでしょうが、これは当時に棄教をした実在の宣教師がモデルとなっています。
本作ではまずこの弾圧シーンが非常に生々しく描かれ、しかも頻繁に挟まれます。幕府は教徒に暴力と踏み絵を選択させ、主人公はそれを目にしながら信仰と棄教を悩み、何故これほどの苦難を神は与えるのかと何度も何度も問いかける。基本的にはその繰り返しではあるのだけれど、主人公がいつ見つかるのかという緊張感も然ることながら、やはり教徒達と主人公の距離感、そこに関わる代官などの取り締まり側の人間の関係が非常に見応えがありました。教徒達に出来ることを模索したり、教徒達は自分が正しい信仰を持てているのかと不安がったり、キリシタンとうまく折り合いがつけられず徹底して厳しい取り締まりをしたり、そのうまく噛み合いそうで噛み合わない展開は時間を忘れさせてくれます。
日本人側のキーマンであるキチジローは窪塚洋介が演じていますが、綺麗な目で平然と踏み絵をしつつすぐに悔恨する辺りが割とイメージに合っているように個人的には思いました。

オススメ度は5。160分の尺を感じさせない没入感のある大作だと思います。拷問シーンがたびたびあるため、そういったのが苦手な方にはオススメしません。

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