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GODZILLA 決戦機動増殖都

ゴジラに大敗を喫したハルオは、地球に生き延びた人類の子孫と思われるフツアの民によって一命を取り留める。その後僅かな仲間と合流したハルオは、再びゴジラとの対決姿勢を見せる。その具体的な手段として、かつて建造を完了させるものの起動に失敗し放棄したメカゴジラ、その材料となっていたナノメタルが健在であり、それを利用した作戦を立案する。


「GODZILLA 怪獣惑星」に続くアニゴジ3部作の2作目となります。
前作で登場した巨大なゴジラ、それと戦うためにメカゴジラを使うのか?というラストでしたが、実際はメカゴジラを構成するナノメタルという自己増殖型の金属が作り出した巨大プラントで迎撃戦を繰り広げるというものでした。
正直突然とイキリ出すビルサルドを始めとするフラグの乱立が露骨過ぎて、まさかな、と思っていましたが、案の定そういったフラグを全部回収してくれました。あまりに回収ぶりが完璧過ぎてストーリーが完全に予想できてしまい、ここが本当に前作と比べて興ざめしてしまうところです。また、ナノメタルという便利な物があっても結局は前作と同じ作戦で、地球の支配者である巨大ゴジラを相手にしているという実感や迫力がイマイチ伝わってきません。作戦中のテンポはいいんだけれど。またシティと同化するアレ、何か意味があったんだろうか。熱にちょっと強くなるだけで、どうにも恩恵が感じられません。メトフィエスの建てたフラグを回収するための都合にしか思えない。とまあツッコミどころが多く、ストーリー自体も大して進展もありません。3部作特有の中弛みが顕著です。
エンドロール後に3部作目の予告と、次は何が出るのか、というチョイ出しがあります。それでどうゴジラと対抗するのか分からないけれど、なんか貞子VS伽椰子理論になりそうな予感……。

オススメ度は3。3部作全部見るんだ!と決意した人にしか向かない、そんな感じがします。3部作目で全体の評価が決まるとして、本作だけの評価はちょっと厳しいかなあ。

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