Lazy Bear

Categories

Archive

Site search

Feeds

Meta

ウィンチェスターハウス アメリカで最も呪われた屋敷

医師のプライスにウィンチェスター社から仕事の依頼が届く。それはウィンチェスター社の50%以上の株を所有するサラ・ウィンチェスターの精神鑑定を適切に行う事だった。
サラ・ウィンチェスターは夫と娘を失って以来、自宅を無秩序に増改築を繰り返していた。明らかに異様な屋敷に住む彼女は常に喪服を身にまとっているものの、非常に厳格でルールに厳しい事を除けばいたってまともに見えた。しかしプライスは屋敷に着いて以来たびたびおかしな幻覚を見るようになる。


主演はヘレン・ミレン。ウィンチェスター家の屋敷はおそらく誰もが名前くらいは聞いたことがあるくらい有名な怪奇スポットです。そこにまつわる実話をベースにしたホラー映画です。
ストーリーは非常にシンプルでベタなB級映画のそれでした。導入からドッキリ系のホラー要素をちょくちょく入れ、段々と説明が増えてくる中盤から話が盛り上がり始め、王道展開にちょっとだけ意外性を入れた、かなり良い脚本でした。大地震も絡めてどこまでが霊でどこまでが実話か、良い曖昧さ加減がストーリーを適度に深みを与えてくれます。
主演のヘレン・ミレンは、やはり存在感が凄かった。普段は憔悴しかけている老人だけど、ここぞという時の声の張り方は素晴らしい。年老いたが家族を守るため強い信念を持つ女性として描かれた脚本に見事マッチしていたと思います。

オススメ度は4+。序盤のドッキリ系演出は嫌いな人は駄目かもしれません。ストーリーが意外と良いので、B級ホラーを期待して行くとかなり満足できる作品だと思います。

Write a comment