Lazy Bear

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MEG ザ・モンスター

凄腕のダイバーのテイラーは、潜水艦からの救出任務中に異変を察知し作業を中断、8人もの犠牲を出し非難を受ける。
その後タイの片田舎で酒に溺れる生活をしていたが、ある日海洋研究所の責任者が旧友と共にテイラーの元を訪れる。それは、一万二千メートルの深海で遭難した潜水艇の救助の依頼だった。海とは関わりたくないテイラーだったが、潜水艇には別れた元妻がいると知らされる。


主演はジェイソン・ステイサム。ポスターから分かるように、もはや一つのジャンルとして確立されたと言っても過言ではないサメ映画です。
本作は大まかに分けて3つのパートで構成されます。最初が潜水艇の救出、次がメガロドンとの対決。そして最後が決戦。ストーリーはシンプルで、安心安定のテンプレートです。見ていると、誰が生き残る誰が死ぬは概ね予想がつきます。そのため、本作がベタなサメ映画であるということは間違いありません。ただ、ストーリーは要所要所に決め球の如くいい演出を挟んできます。一度救出を諦めて見捨てた主人公の葛藤や、真の敵の登場シーン、そのヘイトの集め方などなど、これらのおかげで案外中弛みがしません。
特に印象的だったのが、海の透明度を活かしたサメの体長の見せ方です。大きすぎて最初は分からないのが、徐々にフォーカスされて見えてくるとか、船体の下に重ねて自然に比較して見せるとか、この辺りは上手いと思いました。
サメ映画は割とハチャメチャなシーンがあるものだけど、本作はあんなハメの外したものはありませんでした。相対的に上品に思えるサメ映画です。そのため、真のサメ映画ファンには逆に物足りないのかも?

オススメ度は4。パニックアクション映画としては十分見応えのある面白さです。逆にサメ映画を期待するのは駄目かも知れません。

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