Lazy Bear

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イコライザー2

元CIAのマッコールは、今は引退しタクシードライバーの仕事をしていた。しかしかつて法で裁けない悪党を暗殺していた感覚が消えず、自分が理不尽だと思う悪に対しては人知れず制裁を課していた。
ある日、現役時代の上司で親友のスーザンが何者かに殺害されたと知らされる。その真相を追うマッコールだったが、そこにはかつての自分と同じ暗殺を仕事としている存在が浮かび上がった。


主演はデンゼル・ワシントン。
法の外で悪党を殺す元暗殺者が主人公のクライムサスペンス、その第二弾です。
前作のマッコールは不眠症を患い、どこか厭世的だけど悪と思った相手には容赦がなく、それこそ一分の情も持たないような、なかなかサイコパスに片足突っ込んだ不安定な印象の人物でした。本作ではやはり不眠症はそのままのようで、若干お節介になった気もしました。
ストーリーは実際かなり大味で、クライマックスの舞台など割と唐突な印象があります。アクションは相変わらずスピーディーで爽快です。ただマッコールはスイッチの入った無表情になると、本当に入念にとどめを刺します。そういう所だけは前作と変わらずリアル。また、敗北した相手への追い込みも実にエグい。悪党と決めたら容赦がまるで無く精神的にも追い込む辺り、あくまで元暗殺者という悪人であって正義の味方ではない、というコンセプトを貫いているように思います。全体的には、ストーリーは前作未満、アクション部分は前作以上と感じました。

オススメ度は4+。アクション重視の映画を見たい時にはオススメです。ラスボスが主人公に一矢報いる作品。

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