Lazy Bear

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レプリカズ

ウィリアムは人間の意識をアンドロイドへ定着させる研究を行っていたが、最後の定着の段階で難航していた。
ある日ウィリアムは、不幸な事故により最愛の家族を全て失ってしまう。あまりの出来事に悲嘆に暮れるウィリアムだったが、そこで彼は倫理的に行ってはいけない技術を用いて家族の復活を試みる。それは抽出した人間の意識を、クローン人間に定着させるというものだった。


主演はキアヌ・リーブス。家族愛とSFを絡めた作品です。
科学者が友人をかなり酷使しつつ家族を取り戻そうと奮闘するのは割と良くある展開。こういう時の友人は割と都合よい設定で使われている感じがして、まあお約束というやつでしょう。家族を復活させめでたしめでたしとならないのもお約束だけれど、次なる苦難が割とベタで特に意外性も無いのは何だか物足りなかった。ごくごくストレートに王道を目指した脚本だったのかも知れないけれど、あまりに予想通りでアクが無いのもどうか。ここをもうちょっと掘り下げればかなり印象の変わる作品になったのかも。キアヌ・リーブスの焦りと苦難の演技が良かっただけにもったいない。
個人的には、架空の技術的な部分に時間をかけるよりその後の方に時間をかけた事が良かったと思いました。がっつりSFではあるけれど、その技術に振り回される人間ドラマの要素が大きい作品だと思います。
割とラストはSFっぽいけど御都合主義的かなあ。

オススメ度は4−。SF作品としてはあまりにアクがなくて物足りないかも知れません。

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