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アイアン・スカイ 第三帝国の逆襲

2018年、人類は大規模な核戦争を起こし地球は核の冬を迎え滅びる。わずかに生き残った人類は、かつて自分達を滅ぼそうとした月面ナチスの本拠地である月の裏側の基地へ退避する。
それから30年後、月面基地の人類は深刻な物資不足により限界を迎えていた。そこへ一機の飛行物体が接近する。それはかつて地球を侵略した月面ナチスの戦闘機だった。


2012年に公開し一部の界隈で人気だったアイアン・スカイの続編です。
本作の舞台は前作の30年後。人類は核戦争を起こして地球は滅んでしまったあとの話になります。ストーリーは月面基地から始まり、地球の内側、そして再び月面基地となりますが。文明が滅んでいるという前提のため、舞台が限られている上に閉塞感と安っぽさが本当にハンパないです。この辺りがカルトムービーさを際立たせています。
前作同様、実在の人物を思わせるアレやもうそのものを出してパロディや茶化したネタをやってきます。序盤から飛び出すジョブズ教はなかなかパンチがきいていて一気に引き込まれました。しかし、その後はトーンダウンしていきます。ストーリーがカオスでハチャメチャなのはさておき。実在の人物を名前そのままで出しては雑な扱いをする、なんとも喧嘩を堂々と売ったスタンスは良いのだけれど。その使い方が非常に雑で、ほぼ出落ちぐらいの価値しかありません。またしても前作との比較になるのだけれど、前作はもっと皮肉が利いていてキツめのジョークという感じだったのに対し、本作は本当にネームバリューだけの存在でしかありません。ポスターにもなったヒトラーが恐竜に跨って来るシーンも少なく見せ場も微妙です。カンパやクラウドファンディングで資金調達し作り上げたというのは良いけれど、ウィットに富んだ皮肉や茶化し方をここまで省くのは資金が理由ではないでしょう。ファンはここを期待したのでは? 有名人のそっくりさんを大量に出すよりも、ジョブズ教のようなネタをバンバン入れて欲しかった。
ラストシーンでは火星であのマークが浮かんでいたけれど。これはもしかして次回作もあるのだろうか?

オススメ度は3。正直前作のファンが納得するような出来とは思えないです。もうちょい皮肉を利かせたり茶化したネタを入れてくれたら、というがっかり感が否めません。

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