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ワイルド・スピード/スーパーコンボ

ルークとデッカードは政府の要請であるミッションを受ける。MI6のエージェントが裏切り危険なウィルス兵器を奪い行方を眩ませたため、その捜索と奪還だった。
半ば強引に組まされたルークとデッカード。裏切ったエージェントはデッカードの妹であり、更にウィルス兵器の強奪を目論むテロ組織も現れ状況は混沌とする。そんな中、デッカードの妹にはタイムリミットが刻々と迫っていた。孤立無援のルークとデッカードは、渋々共同戦線を張る事にする。


主演はドウェイン・ジョンソン、ジェイソン・ステイサム。ワイルド・スピードシリーズの最新作です。
既に主人公のポール・ウォーカーは亡く、ヴィン・ディーゼル演じるドミニクも本作には登場していません。そのため外伝やスピンオフ的な扱いの作品となります。
エンターテインメントアクションの作品ですが、とにかく銃撃戦がほとんどありません。敵側のエースもやたらステゴロにこだわり、当然こちら側も肉体派俳優コンビなので殴る蹴る罵るの大合戦。これがまた本当に爽快でした。最終盤はそこが更に極まり、予告でも出ていた原始時代なんかはもう逆に最高です。そして何かと詰めの甘い敵側エースだけど、やっぱり最後の戦いは熱かった。これまでほぼ負け続けだっただけに、ラストのカタルシスは凄まじいです。
本作の脇役達はやけに濃くて存在感があり、しかも役割がきちんとあるのが面白いです。結局はどつきあいという解決策ばかりの展開だけど、脇役達の意外な活躍がピタッとハマり、不思議とストーリーが綺麗にまとまっているのが秀逸。分かりやすいエンタメの枠を飛び越えないような絶妙な調整です。
おまけ映像はエンドロールの最後の最後までありました。今後ワイルド・スピードシリーズは、この2人をメインに進めるのかな?

オススメ度は5。ほぼ独立したストーリーのため、これから観ても全く問題の無い内容です。王道かつステゴロ上等な熱いアクションエンタメなので、スカッとしたい時はオススメです。

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