Lazy Bear

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ハンコック

ハンコックは強大なパワーと不死身の体を持つスーパーマンだったが、人助けの都度余計に被害を大きくし人々からは嫌われ、酒に溺れながら当り散らす日々を送っていた。
ある日ハンコックは、電車を一つ潰して一人の宣伝マンのレイを助ける。いつものように人々は彼を非難するが、レイは衆目の中で彼に感謝の意を見せる。
ハンコックはこのままでは一生孤独に過ごす。そう考えたレイは、ハンコックに人々に好かれるよう更生を促す。ハンコックは半信半疑ながらも、レイは他の人間と違い自分に理解をみせるため、思い切ってレイの言葉に従う事にする。

ウィル・スミスの最新作。嫌われ者のヒーローが主人公という、少々変り種のアクション映画。

嫌われ者のハンコックがどのように周囲に受け入れられていくのかがテーマの映画です。パッと見は凄く明快で気軽に見るタイプの映画だけれど、ハンコックというキャラは主役には非常に珍しいタイプです。単に嫌われているから粗暴になっているかと思えば、実は意外と臆病で人とどう接していいのか悩んでばかりいるような繊細なキャラ。弾丸が雨のように飛んでくる状況でも人との接し方に緊張している姿は、コミカルでもあり、一種の悲哀も感じたりします。

ハンコックとは一体何者なのか? そのルーツはどこにあるのか? そこら辺が今ひとつ不明確でしたが、単純なヒーローものとは違う独特な面白さがあり予想外に楽しめました。続編はありえないだろうし作ったら作ったで面白みはないでしょうが、ハンコックというキャラは一見の価値ある面白いキャラです。ウィル・スミスのキャラとも良く合っているのでは? そんな印象を受けました。

オススメ度は4−。ハンコックのキャラに頼り過ぎていて後半の展開がイマイチだけど、見て損はないレベルだと思います。ハンコックに共感してしまうような人は案外泣いてしまうかもしれません。

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