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2020年まとめ

2020年はコロナの影響で映画館が一時休業に追い込まれ、その後も短縮営業などを強いられてしまい。配給側も延期に次ぐ延期で、映画の公開本数自体が非常に少ない一年でした。外出自粛もあって生活パターンも大きく変わり、土曜日の朝イチに出掛ける習慣もさっぱり無くなりかけている感じがします。
例年の半分ほどしか見ていないけれど、それでも面白い作品は沢山ありました。そういったものを振り返っていきたいなと思います。

良かった映画
フォードvsフェラーリ
実話ベースでありながら、しっかりエンターテイメントとしても見やすく分かりやすい内容。クリスチャン・ベイルのやたらあくの強いキャラが印象深い。

ナイブズ・アウト
監督の悪評を完全に払拭した傑作サスペンス。昨今の風潮を軽く押さえつつ、しっかりと推理物をやっていた。犯人の因果応報ぶりもばっちり。

1917 命をかけた伝令
全編のワンカット風に編集した意欲作。敵軍の姿をほとんど出さずこれほど息苦しい緊張感を演出してみせたことにはただただ驚愕。

ミッドサマー
とにかく奇怪としか言いようのない作品。大別すればホラーなんだろうけど、あまりに何もかもが異常過ぎて観ている側がおかしいのかとまで思えて来る。それだけ独特の世界観を作り出し、見る側を強烈に惹きつけて来る。

9人の翻訳家 囚われたベストセラー
なかなか最後まで真相を読ませない、それでいて話の筋に無理や破綻の無い見事過ぎる脚本。トリックよりも動機を重視していて、そのため犯人やその動機がなかなか読めず中弛みしない内容になっている。

コリーニ事件
ストーリー自体はフィクションとは言え、実在するタブーな法律を用いた見応えのある内容。社会派でもそんなに小難しくもなく、分かりやすい構成でもあった。原作は政治的な問題にまで発展したというのがまた凄い。

良くなかった映画
ANNA/アナ
リュック・ベッソンの駄目な要素が再集結したような作品。割と趣味でやってそうな内容。

ライブリポート
材料は良かったのに見事に生かせず平凡以下の内容になっていた。なんかもっとストリーマーならではの事とかあるだろうに。

ワンダーウーマン 1984
どうでも良い事を長々とやるせいで冗長感溢れる印象ばかり残った。敵も願いをキャンセル料無しで受け付けてくれるからあまりに優しい。それなのに無駄に深刻にやるから尚更笑えてしまう。

母数自体が減ったせいか尚更厳選することになったような気がします。2021年もまだコロナの影響は出そうだけど、厳選はしても面白い映画を取りこぼすことはしないようにしたいと思います。

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